出世意欲のあるみなさんへ

看護師の役職「看護師長」

現場の原動力となる「看護師長」

現場の原動力となる「看護師長」

LINEで送る
Pocket

現場のトップ

看護師長は、ほとんどの医療施設において現場の看護師をまとめる存在として設けられている役職です。病棟や外来などの単位で割り当てられており、部署の業務目標達成を目指して現場で働く看護師たちを率いる存在となります。その上には経営陣がいますが、現場のトップとして経営陣と現場をつなぐ橋渡し役となる存在でもあります。看護主任から看護師長に出世するのが一般的な流れですが、大体15年以上の経験を持つ看護師が看護師長となることが多いです。自分の職場の看護師長を思い浮かべてみるとやはりベテラン看護師がほとんどなので、若い看護師にとっては出世のイメージが掴みづらいかもしれませんが、看護師として出世していくのであれば将来的には目指すべきポジションとなりますので、しっかり意識して業務に取り組んでいくようにしましょう。

目標達成のために重要な役割を担う

まず、上述でも少し触れたように部署の業務目標を達成するのが重要な役割の一つです。病院が全体として掲げている目標や理念を達成するために必要なことを、自部署の目標としてプランニングして実現していきます。そして、その目標を達成するためのチームワーク強化も必要となります。大きな目標を達成するためにはそこで働くスタッフ同士が強力に連結しながら業務に取り組めるようにしていかなければなりません。また、看護師の育成も必要です。看護師が成長することによって、組織全体のレベルアップにつながります。部下が成長していけば権限委譲もスムーズに行うことができるため、看護師は自分の能力を最大限に発揮することのできる環境が整います。
このように部署全体を導きながら、目標達成のために現場の原動力となって組織を動かしていくのが看護師長の役割となります。

収入は大幅に上がる

では、看護師長の収入についてみていきましょう。平均月収は約37万円で、平均年収は570万円~590万円弱ほどとなります。平均年収にバラつきがあるのは、中間管理職として配置される病院と管理職として配置される病院があるためです。こうみると、やはり一般の看護師とは大きく収入が違うことがわかります。また、地方か都心か、公立か民間か、あるいは病院の規模によっても収入は変化します。例えば、人口の多い首都圏で公立病院の場合は年収700万円~800万円、逆に地方の民間病院では500万円~600万円ほどと、差があることは覚えておきましょう。ちなみに、看護師長になると夜勤はほとんどありません。そのため、夜勤手当による収入の変化というものはありません。700万円以上の年収は一般企業でもなかなか得られないため、目指す価値は大いにあるポジションです。

出世への近道を知る!

  • 今の環境では出世できない? 今の環境では出世できない?
    難しいなら転職しよう

    今の環境ではどうしても出世が難しいと感じるのであれば、心機一転新しい病院に転職しましょう。その際に役立つ転職方法をここでは紹介しています。なかでも、転職サイトの利用が効率的かつ効果的です。

  • 出世するために必要なこととは 出世するために必要なこととは
    必要な条件とは

    看護師が出世していくために必要な条件を紹介していきます。ただ言われた仕事をこなしているだけでは評価は上がりませんので、ここで紹介する条件を意識しながら日ごろの業務に取り組んでいくようにしましょう。